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SERVICE SUPPORT
よくある質問・トラブルシューティング
お客様から、よく寄せられるご質問と考えられる原因・対策方法をご案内しています。
運転について
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電動機がまわらない
カップリングの手回しは問題ない
<考えられる原因> <対策方法> モータ結線、電気設備の不備施工業者へ連絡のうえ、結線の状況や電気設備の見直しをお願いします。モータの故障使用年数にもよりますが、モータの整備もしくは再購入を検討してください。カップリングボルトの未装着回転方向を確認後、カップリングボルトを取り付けてポンプを起動してください。モータが逆回転しているカップリングボルトを全て外し、モータ単体での回転方向確認をお願いします。
逆回転であった場合、ポンプ修理・部品交換が必要になる可能性があります。カップリング手回しできない<考えられる原因> <対策方法> 回転体(インペラ等)が他部品に接触しているサクションカバーを取り外し、接触の有無を確認してください。
接触している場合は、修理・交換が必要ですので購入先へ連絡してください。異物が嚙み込んでいるサクションカバーを開け、異物を除去してください。軸受(ベアリング等)の故障カップリングボルトを外し、ポンプ側またはモータ側のカップリング手廻しを実施して異音などがないか確認してください。
手回しがスムーズにできないときは、購入先へ連絡し、点検・修理を依頼してください。ポンプ内部の凍結自然解凍、もしくは温めるなどおこない、手廻しにて内部が完全に解凍していることを確認のうえ起動してください。
凍結する環境の場合、ケーシングが破損する可能性がありますので、対策願います。 -
自吸しない、揚水しない
<考えられる原因> <対策方法> 呼水していない、または不充分ポンプを停めて呼水を充分に補給のうえ再起動をお願いします。エアー抜き 不充分配管中のエアーを充分に抜いて再起動をお願いします。モータ結線、電気設備の不備施工業者へ連絡のうえ、結線の状況や電気設備の見直しをお願いします。エアー噛み吸込み配管側のつなぎ目等に締め忘れ、片締めによるエアー噛みがないか確認してください。吸込み側の配管内もしくはポンプ内に異物がある点検をおこない、異物を除去してください。ポンプが逆回転している運転を停止する際に、モータの回転方向が正回転か確認してください。逆回転している場合は、結線に原因がありますので施工業者へ連絡をお願いします。 -
正規の性能が出ない
正規の性能よりも低い
<考えられる原因> <対策方法> 吸込み側配管に異物などの抵抗がある吸込み配管内(ストレーナ、フート弁等)の再点検をお願いします。吐出し側バルブが全開になっている吐出し側バルブの開度を操作することで正規の性能へ調整してください。モータの回転速度が低いモータの過負荷や周波数、電圧の異常の有無を調べ、正常に保つようにしてください。モータの仕様電圧が違うモータの仕様電圧400Vに対し、設備電圧が200Vであった際に発生します。
モータを交換してください。
※モータの仕様電圧が200Vに対し、400Vを供給した場合はモータが故障します。ポンプが逆回転している運転を停止する際に、モータの回転方向が正回転か確認してください。逆回転している場合は、結線に原因がありますので施工業者へ連絡をお願いします。
※ねじ込み式インペラを採用の場合、修理が必要になる可能性があります。御発注時と使用時の液仕様が違うポンプ形式および性能に関して再選定が必要です。
購入先へ相談してください。正規の性能よりも高い<考えられる原因> <対策方法> 規定流量が流れていない吐出し側バルブの開度を操作することで正規の性能へ調整してください。
もしくは、吐出側配管内の詰まりがないか点検をしてください。運転中に突然性能が落ちた<考えられる原因> <対策方法> 吸込み側の配管内もしくはポンプ内に異物がある吸込み側配管、ポンプ内部の点検をおこない、異物を除去してください。
異物が見つからず原因不明の場合は、購入先へ相談してください。電圧が低下している設備の点検をしてください。電流値が異常に低い<考えられる原因> <対策方法> 配管内、もしくはケーシング内にエアー溜まりがある吸込み配管内、もしくはケーシング内の空気抜きをおこなって再起動してください。吐出し側バルブが全開に近い状態吐出し側バルブの開度を操作することで正規の性能へ調整してください。 -
電流値が異常に高い
<考えられる原因> <対策方法> 吐出し側バルブが全開に近い状態吐出し側バルブの開度を操作することで正規の性能へ調整してください。回転体(インペラ等)が他部品に接触しているサクションカバーを取り外し、接触の有無を確認してください。
接触している場合は、修理・交換が必要ですので購入先へ連絡してください。軸受(ベアリング等)の故障振動測定を行ってください。もし、判断できない場合は購入先へ連絡してください。
異音について
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ケーシング部分からの異音
<考えられる原因> <対策方法> キャビテーション(沸騰現象)が発生している可能性があるバルブ開度の調整、吸込み高さの確認、設備の真空度など確認をお願いします。
改善しない場合は、購入先へ連絡をお願いします。回転体(インペラ等)が他部品に接触しているサクションカバーを取り外し、接触の有無を確認してください。
接触している場合は、修理・交換が必要ですので購入先へ連絡してください。異物の混入がある吸込み側配管、ポンプ内部の点検をおこない、異物を除去してください。
異物が見つからず原因不明の場合は、購入先へ相談してください。 -
軸封部からの異音
<考えられる原因> <対策方法> メカニカルシールの摺動部の潤滑不良一旦ポンプを止めて、注水量・圧力を確認、もしくはカップリング手廻しを数回おこなってください。再起動後も改善しない場合は、購入先へ連絡をお願いします。 -
ベアリングケースからの異音
シャラシャラ音、カラカラ音
<考えられる原因> <対策方法> ・潤滑不足
・軸受荷重不足による運転保持器の音であるため、済んだ音であれば正常です。
他、軸受への荷重不足が考えられます。チリチリ音、チャラチャラ音<考えられる原因> <対策方法> ・ごみの混入
・軸受荷重不足による運転ごみの混入の場合、一時的なものと考えられます。
経過観察のうえ音が大きくなるようでしたら、購入先への連絡をお願いします。ゴリゴリ音(手回し時)、コロコロ音(運転時)<考えられる原因> <対策方法> ベアリング玉の破損
ころ表面の傷音が小さい状況であれば、そのまま経過観察をお願いします。
経過観察のうえ、音が大きくなっているようでしたら購入先へ連絡願います。ガラガラ音、ゴロゴロ音<考えられる原因> <対策方法> ベアリングの異常長期間そのまま運用されますと故障する可能性があります。
購入先へ連絡をお願いします。 -
どこからの異音かわからない
<対策方法> 長期間そのまま運用されますと故障する可能性があります。
購入先へ連絡をお願いします。
振動について
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ポンプ側が特に振動している
<考えられる原因> <対策方法> 配管荷重により、ポンプに負荷がかかっている配管接続部に前後左右上下のズレによりポンプに負荷を与えていないか確認してください。ズレがある(負荷がかかっている)場合は、施工業者へ相談してください。芯出し不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。据付不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。キャビテーション(沸騰現象)が発生している可能性があるバルブ開度の調整、吸込み高さの確認、設備の真空度など確認をお願いします。
改善しない場合は、購入先へ連絡をお願いします。 -
モータ側が特に振動している
<考えられる原因> <対策方法> 芯出し不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。据付不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。 -
全体的に振動が激しい
<考えられる原因> <対策方法> 芯出し不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。据付不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。設備側の配管サポート不足施工業者または購入先へ相談してください。
漏れについて
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メカニカルシール
運用開始後、短期間での漏れ
<考えられる原因> <対策方法> メカニカルシールの故障、不具合一旦ポンプを止めて手廻しをおこない、漏れが継続しているか確認してください。
漏れが改善しない場合は、購入先へ相談してください。揚水液の相違御発注時の液仕様から変更がないか確認してください。
液仕様が変更されている場合は、メカニカルシールの再選定が必要です。運用開始後、1年以上経過による漏れ<考えられる原因> <対策方法> 部品消耗による漏れ1年以上使用されている場合は、整備推奨時期です。
購入先へ連絡をお願いします。 -
グランドパッキン
漏れが激しい(飛び散る)
<考えられる原因> <対策方法> 漏れ量の未調整調整用ナットをゆっくり均等に締め込み、漏れ量が適量になるよう調整してください。
取扱説明書中の「運転、起動」を参照してください。グランドパッキンの消耗1年以上経過している場合は整備推奨時期です。
購入先へ連絡をお願いします。漏れがない(発煙あり、発熱あり)<考えられる原因> <対策方法> グランドパッキン部の過剰な締め付け調整用ナットを緩め、適量へ調整してください。(取扱説明書「運転、起動」を参照)
漏れ量が調整できない場合は交換が必要ですので、購入先へ相談してください。 -
ベアリングケース
<考えられる原因> <対策方法> ベアリングケースのシール部の異常(潤滑油の漏洩)長期間そのまま運用されますと故障する可能性があります。
購入先、またはお近くの営業所へ連絡をお願いします。 -
接液部(ケーシング、サクションカバー)
<考えられる原因> <対策方法> ケーシング、サクションカバーの腐食、摩耗、その他使用液が飛び散るようであれば専用パテ等で応急処置をおこない、購入先へ修理・交換などの相談をしてください。 -
ケーシング、サクションカバー嵌め合い部
<考えられる原因> <対策方法> 液温の急激な変動耐圧部の取り付けボルトが熱膨張の影響で伸びる為、締付けが緩む場合があります。
液温上昇後、ボルトの増し締め(ホットボルティング)を行ってください。
取扱説明書の「運転」を参照してください。パッキン類の不具合購入先、またはお近くの営業所へ連絡をお願いします。 -
モータ
<考えられる原因> <対策方法> グリースの液状化そのまま使用可能だと考えられます。
異常音などが確認されるようであれば購入先へ連絡をお願いします。 -
フランジ
<考えられる原因> <対策方法> パッキンの不具合・劣化新品の部品と交換することをおすすめします。ボルト・ナットの片締め一旦ポンプを停止し、接合部のボルト・ナットを緩めた後、均等に締め直してください。
過熱について
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接液部(ケーシング、サクションカバー)の過熱
<考えられる原因> <対策方法> 回転体(インペラ等)が他部品に接触しているサクションカバーを取り外し、接触の有無を確認してください。
接触している場合は、修理・交換が必要ですので購入先へ連絡してください。過大流量、もしくは過少流量になっているキャビテーション(沸騰現象)が発生している可能性があります。
吐出し側バルブの開度を操作することで正規の性能へ調整してください。吐出し側が締切り状態になっている締切り運転は、ポンプ破損に至る可能性があります。
吐出し側バルブを操作して、適正な流量・圧力へ調整してください。 -
軸封部の過熱
グランドパッキン部の過熱
<考えられる原因> <対策方法> グランドパッキン部の過剰な締め付け調整用ナットを緩め、適量へ調整してください。(取扱説明書「運転」を参照)
漏れ量が調整できない場合は交換が必要ですので、購入先へ相談してください。注水の圧力が不足している弊社提出の「ユーティリティリスト」を参照のうえ、適切な注水圧力へ調整願います。適切な漏れ量が確保できていない適量的に調節してください。メカニカルシール部の過熱<考えられる原因> <対策方法> ドライ摺動(回転環vs固定環の接触面に使用液が到達していない)充分なエアー抜きをおこなってください。
運転中にエアーを吸い込んでいないか確認ください。
(ドライ運転は即座に摺動面損傷に繋がります)注水の圧・量が不足している弊社提出の「ユーティリティリスト」を参照のうえ、適切な注水圧・量へ調整願います。 -
軸受部(ベアリングケース)の過熱
激しい振動を伴っている
<考えられる原因> <対策方法> 潤滑油の劣化、雨水等の混入潤滑油を交換してください。
(運転開始後 500時間、その後 6ヶ月毎 の交換をお願いします)据付不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。吸込み側、吐出し側の配管荷重配管接続部に前後左右上下のズレによりポンプに負荷を与えていないか確認してください。ズレがある(負荷がかかっている)場合は、施工業者へ相談してください。芯出し不良取扱説明書中の「据付」を参照してください。
改善しない場合は、施工業者または購入先へ相談してください。激しい振動はしていない<考えられる原因> <対策方法> 油量不足、または品質の悪いグリースの充填過不足潤滑油を交換してください。
(運転開始後 500時間、その後 6ヶ月毎 の交換をお願いします)
グリースの交換については、購入先またはお近くの営業所へ連絡してください。 -
モータの過熱
モータへの負荷が大きい
<考えられる原因> <対策方法> 回転体(インペラ等)が他部品に接触しているサクションカバーを取り外し、接触の有無を確認してください。
接触している場合は、修理・交換が必要ですので購入先へ連絡してください。過大流量になっているキャビテーション(沸騰現象)が発生している可能性があります。
吐出し側バルブの開度を操作することで正規の性能へ調整してください。<考えられる原因> <対策方法> 電圧が低下している設備の点検をお願いします。
その他
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ポンプ整備、更新の依頼
<対策方法> 購入先またはお近くの本多機工支店へ連絡をお願いします。 -
トラブルシューティングの内容に該当しない事象
<対策方法> 本ホームページ「お問い合わせ」のフォームに入力をお願いします。
または、購入先またはお近くの本多機工支店へ連絡をお願いします。 -
ポンプ運転に関する問い合わせ
<対策方法> 本ホームページ「お問い合わせ」のフォームに入力をお願いします。 -
ポンプに使用するオイル種類、量について
<考えられる原因> <対策方法> モータの回転速度:2900回転以上
(2P)の場合オイル:ISO VG32 タービン油モータの回転速度:1750回転以下
(4P、6P、8P)の場合オイル:ISO VG46 タービン油ポンプ形式:HRG,HRO 液温80℃未満
及び GLNS(2P以上)のみオイル:ISO VG32 タービン油ポンプ形式:HRG,HRO 液温80℃以上オイル:ISO VG68ポンプ形式:ROHオイル:ISO VG68<対策方法> オイルの量オイル量上限:オイルゲージ赤丸印 上部まで
オイル量下限:オイルゲージ赤丸印 下部まで